豊川医院

所沢市小手指町の内科,消化器科,循環器科,リウマチ科,リハビリ科 豊川医院

〒359-1141 埼玉県所沢市小手指町3丁目22番12号
TEL 04-2948-1122

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医師から一言

ご挨拶

1.ヘリコバクターピロリ菌について
最近テレビなどでよく耳にするヘリコバクターピロリ菌とはいったいどういう菌なのでしょうか?
ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)は、ヒトなどの胃に生息するらせん型の細菌です。胃の内部は胃液に含まれる塩酸によって強酸性であるため、従来は細菌が生息できない環境だと考えられていました。しかし、ヘリコバクター・ピロリはウレアーゼと呼ばれる酵素を産生しており、この酵素で胃粘液中の尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解し、生じたアンモニアで、局所的に胃酸を中和することによって胃へ定着(感染)します。
ヘリコバクター・ピロリの感染は、慢性胃炎、胃潰瘍や十二指腸潰瘍のみならず、胃癌やMALTリンパ腫やびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫などの発生に繋がることが報告されている他、特発性血小板減少性紫斑病、小児の鉄欠乏性貧血、慢性蕁麻疹などの胃外性疾患の原因となることが明らかとなっています。細菌の中でヒト悪性腫瘍の原因と成りうることが明らかになっている唯一の病原体です。
このピロリ菌は日本人の50%が感染していると言われており、中でも50歳以上では保菌者が70%以上とも言われております。当院ではヘリコバクターピロリ菌の検査および除菌の治療を行っております。ご希望の方はご相談ください。

2.膠原病(こうげんびょう)とは?
膠原病とはどのような病気でしょうか?あまり世間一般には知られていません。また専門医の数も少ないため、普段の日常診療でこの名前を耳にすることは、あまりないでしょう。しかし膠原病は、全身にいろいろな症状があらわれ、一度発症すると、完治することも少なく、再然と寛解を繰り返す慢性炎症性疾患です(結局良くなったり、悪くなったりしながら“だらだら”と炎症が持続する病気です)。

膠原病は、1942年にKlempererという方が、“全身の膠原線維に変性を起こす疾患群”に対して命名しました。これだけだと何のことかよくわからないでしょう。具体的に以下に代表的な膠原病をあげましょう。

1.全身性エリテマトーデス(通称SLEといいます)
2.強皮症(皮膚が固くなる病気です)
3.皮膚筋炎(筋肉に炎症が起こり、筋力が低下します)
4.結節性多発動脈炎(全身の血管に炎症を起こします)
5.関節リウマチ(全国に約60万人います)
6.リウマチ熱(現在は激減しています)

以上の病気の特徴として
1.発熱や体重減少などの全身症状を伴う
2.全身の臓器が障害される
3.再然と寛解を繰り返す
4.自己免疫疾患である
5.遺伝的素因が関与する

要するに、免疫機能が異常を起こし、自分のリンパ球が、自分自身の体を攻撃し、全身の様々な臓器で炎症が起こります。
また、もう一つの特徴として、中年女性に多いということです。この理由ははっきりわかっていません。
治療はステロイドホルモンあるいは免疫抑制剤により、免疫の異常を抑えることが主体となります。

もし以上の事で何か気になる点があれば、気軽にご相談ください。